【余談:お盆を終えて】

美容

お盆が終わると季節も一気に秋へと移り変わりますね。

「お盆」

皆さんはどのように過ごされたでしょうか?

私は今年の2月に旅立った母の納骨と重ねて、このタイミングで101歳の祖父までもが逝去してしまい。なんとも重圧したお盆期間となりました。

すべてが慌ただしく、お骨を白い布袋に入れるも、これが母だという実感は少しもなく、まだどこかにいそうな気がしてぽっかりと心に穴が開いている状態です。

お盆の帰省は実家の料理が楽しみでした。

地元の海の幸を使った豪華な料理には毎年幸せを感じていました。

でもその母はもういない。

今度は私が家族親戚に振る舞う番なのだなと、今年身を挺して痛感しました。

「こんなにも大変な台所作業を、母はこれまで一人でこなしていた」

そう考えると、感謝の言葉一つでは全くたりませんでした。

母は60年という人生に幕を下ろす形となり、祖父は101年という大往生。

人にはそれぞれの人生と期間があるけれど、果たしてその間は幸せに過ごせたのだろうか。

特に母の場合はもっと生きたかったと思うし、祖父も最後まで病院で寝たきり状態。

そんな状況が幸せだったのだろうか。

【人は何のために生まれてきたのか】

と調べると、どれも最終的には『幸せになるため』と書かれてあります。

癌になって幸せなはずはないし、最後まで好きな事も出来ずに病院にいる事も幸せな姿とは思えない。だとしたら、ここで出来なかったことや無念、悔やむ思いはどうなるのだろうか。もしかすると、それが次の生まれ変わり「輪廻転生」なのかと思います。

まだやりたい事がある。まだ生きたかった。もっと一緒にいたい。

この思いが強ければ強い程、生まれ変わってくる期間も短いのかもしれません。

今年の夏には黒い蝶をよく見かけました。

蝶は仏教では「神聖な生き物。魂を運ぶ。ご先祖様の化身」など色々な意味があるそうです。きっと母もあの黒い蝶になっていつもそばで見守っていてくれたんだなと思います。

そんな気がしてならないのです。

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